…しかし予測は見事に裏切られます。

市場には似たり寄ったりのPCが浸透するかたわら、
アップルは唯一のMacintoshを製造するメーカーとして
孤立していました。別にそんなことはどうでも良くて。
問題は3月にMicrosoft社から出たWindows 3.0。
あらゆるメーカーのPCで動く、万能ソフトであります。
アップル社にとって、厄介なものでした。

アップルのトップは、「Macの品質を落とす事にするのか、
それともさらに競争を激化させるのか」、Mac OSを
ライセンスするという対策を考えました。しかし、
アップルがハードとソフトの両方を製造して会社を
運営する事が不可能だということは明らかだったので、Mac OSをIntelプロセッサーのマシンに移植する事も検討されました。アップルの新CEOであるマイケル・スピンドラーは両方の意見を聞いた上で、ライセンスを発行するには遅すぎる、という結論に達した。結局断念致しました。


そんな中、今までアップル社に居た人達が次々に新会社を設立してゆきます。
この年プロダクト部門長だったジャン=ルイ・ガセーが退社し、Be社を設立。Macintosh開発者、ビル・アトキンスンや
アンディ・ハーツフェルドらがジェネラルマジック社を設立。アップル社に対抗してきます。
 
アップル社は「Macintosh Classic」「Macintosh LC」「Macintosh llsi」の低価格機を一斉に発表。
こちらも負け時と他社の廉価マシンに対抗しました。

アップル社、大丈夫なのかなぁ…?




●The Mac IIfx

68030搭載の最上位モデルとして登場。
CPUに68030/40MHz、FPUに68882を搭載し、32KBのキャッシュメモリも標準装備、
Mac IIciの約2倍の処理速度の向上が実現されました。処理の高速化を実現するために
Macintoshファミリの中で唯一64PinのSIMMが採用されました。
約50万円でアップグレードサービスが出来、最強のマシンを手にいれることができました。
しかし、やはり高価な値段で売り出されていました。何とかならんもんかなぁ〜。

 


●The Mac Classic


Plus、SEの後継マシンとして登場。
性能的にはSEよりやや速い程度だが、
初めてMacを購入するユーザを
想定したモデルで、価格も298,000円という
今までよりも安い価格で購入出来ました。
必要最低限のスペックで低価格モデルを
提供するために拡張スロットは装備されてませんが、
Macユーザの視野を広げる契機となったマシンです。


●The Mac LC


セパレートタイプのカラーMacintoshの
廉価モデルとして新登場。
LCという名前は"Lowcost Color"の略。
性能はIIシリーズには全く及びませんでした。
また、モニタポート(ビデオインタフェース)が
標準で装備されており、また、マイクが標準で
付属した最初のモデルでもあります。
とても薄っぺらい筺体です。


●The Mac IIsi


Mac IIcx、IIciの廉価モデルとして登場です。
CPUに68030/20MHzを搭載、FPUはオプション、NuBus/PDS兼用スロットを1つにする事により
マシンの小型化が図られたモデルです。
小型化重視ゆえ拡張性を犠牲にしたこと、
NuBusアダプタカードの購入が必要なのに
販売期間が短期間だったことがユーザに
支持されなかった原因でしょうか…。
学習能力はないんかい。